カテゴリー: カカク

「そうなんです、新居を探すにあたって僕たち“それ”だけは欠かせなくて」

「一緒に過ごすようになったきっかけでもあるし、二人とも大好きで」

「でも、いざ探すとなかなか希望の条件のものがなくて…」

「だから今日は私も彼もとっても楽しみです！よろしくお願いします！」

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「お、室内階段なんですね！便利だなぁ」

「見て～シューズボックスも沢山ある！安心だね」

「ほんとだ、スニーカー好きには嬉しい」

「ね～これは嬉しい設備」

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「TVモニターフォンもあって…って、ひろーっ！！」

「えぇすごい13帖…でしたっけ、こんなに広いんだ」

「希望通りだね、それに見て～天井も高い！私何人分だろ」

「流石に2人分…え、もっとある？」

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「お、トイレもキレイ」

「ウォシュレットだよね～って、窓もある！」

「これは嬉しい誤算だなぁ」

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「浴室乾燥、独立洗面台、それにシャンプードレッサー…うん、完璧」

「最初の二つは分かるけど、シャンプードレッサーそんなに必要かな？」

「え～必要だよ！だって私、その、朝は、こう…」

「“満開”って感じだもんね。笑」

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「あ～ばかにした～！いいもん、こっち逃げちゃう、ここ私だけの場所ね」

「ごめんごめん、ってここも広いな、というか明るい」

「窓もあるし電気もあるもんね！」

「ロフトってどんなかなって思ってたけど、お部屋感覚で使えそうだ」

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「やっぱりいいお部屋だったなぁ」

「色々条件揃ってたし、なによりここなら一番の希望も叶うもんね！」

「そうだね。僕はここで暮らしたいって思ったけど、桜はどうだった？」

「私も春と同じ気持ち。だからさ？」

「うん？」

「春、ここで桜見ようよ！」

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「…ん～よく寝た、おはよう」

「あ、おはよ～春。丁度朝ごはん出来たとこだよ」

「ありがとう、って美味しそう！桜の手料理で一気に目覚めた」

「えへへ、嬉しい。でも、今日のメインはこれからだよ」

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「そうだった、予報通りなら今日が始まりだもんね」

「そうそう！料理と朝からお酒も用意して、と…そしたらさ？」

「うん？」

「春、ここで桜見ようよ！」

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賃料１１．５万円　敷金１ヶ月　礼金１ヶ月

☆本日紹介した物件ムービーはこちら！

「…んぅ～…窓の外明るい、朝…？…裕也、起きてる？」

「…やべ、寝落ちして…って明る、え、朝？」

「みたい」

「まじか。何してたんだっけ」

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「二人で夜通しゲームしてたじゃん…って、あ！」

「なに、優佳急に大きな声出して」

「ラスボスと闘ってる途中じゃなかった？」

「…あ！！」

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「ちくしょ～またこれかよ～先週末もここで寝落ちでこうだったぞ」

「まぁいいじゃん、それにそういう生活したくてここに住んだんだし」

「それもそうだな。我ながら最高の遊び場だ」

「そうだね。ささ、朝ごはん食べに降りよ」

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「ご飯とパンどっちの気分？って、こら～ビリヤードしてないで裕也」

「ごめんごめん、お、二つ入った！今日は目玉焼き二つで！」

「どういうルール。笑　そんな悪い子にはパンあげません！」

「え～！！目玉焼きはパン派なのに～！！」

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「この食卓の配置好きだな～ってことではい、裕也の好きな方の朝ごはん」

「え、パンだありがと！じゃあ今日も優佳の好きなの見る？」

「うん、YouTube開いて、と…あはは、このゲーム面白い～いいな～」

「確かによさそう、今度これ買おっか」

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「食器洗っとくから優佳先お風呂入っていいよ」

「ありがと、浴室暖房かけとくね」

「優しい～」

「そちらこそ～」

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「あ、裕也もあがった？そしたら…」

「浴室乾燥でしょ？かけといたよ、カビ防止ね」

「おお、成長…」

「グリル付きのキッチンで料理頑張って始めた彼女に負けない様にね」

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「なんか嫌味っぽくない～？」

「そんなことないない、愛情表現だよ。他にも洗濯とか掃除とか…」

「あ～悪口だ！こうなったらその口黙らせてやる、上で勝負だ！」

「二回戦始めるか？やったらぁ、今日はさっきのゲーム買って遊ぶぞ！」

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賃料９．７万円　敷金１ヶ月　礼金１ヶ月

☆本日紹介した物件ムービーはこちら！

今日はご案内して頂いてありがとうございます。

もうとってもこのお部屋気になっていて…妄想がとまらなくて…

急な内見希望にもお答え頂いて嬉しい限りです。

それでは…見ていきましょうか！

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わぁ、やっぱりいいお部屋ですね！色味も綺麗だし明るいし…

広さは１０．２帖でしたっけ、これだけあればもう十分です！

収納もあるし完璧ですね、いやぁやっぱり来てよかった…

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吹き抜けもあって気持ちいい…

僕も結構背高い方なんですけど、当たり前ですけど、全然手届きませんね！

素敵だなぁ、どうしようかなぁここにしようかなぁ…

…ん、待ってください、これは…

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ここに住んだ未来が見える…！？

玄関からの明るい光にオシャレな家具に広いスペースに…

なによりこの心地いい雰囲気！まるで夢の中にいるみたいな…

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ここの机置いて、ここにソファ置いて…うん、完璧！

アクセントクロスも可愛いし、こんな風に緑を少し置いてもいいし…

いろんな使い方ができるぞ、このお部屋なら…！

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あっ…なんか見えた！足が見えた！自分のじゃない足が見えた！

これはもしかして…未来の同居人！？え、じゃぁ恋人！？

ふたり入居もできるもんな、え、これあるよ、この未来あるよ！？

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…はっ！

すいません、もしかして今…僕妄想しちゃってました？

本当すいません、ていうか恥ずかしい、いやあの…

テンション上がるとついこう、“視え”ちゃうんですよね、理想が…

あ、あんま気にしないでください！水回り行きましょう、水回り！

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ここもとっても綺麗ですね！

床とかのデザインも可愛いし窓も多いし、浴室乾燥もついてるし…

やっぱりいいお部屋だなぁ…

…堪えろ、堪えろよ妄想…

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ここがロフトですか！えっ広い！えっ明るい！

色味もお部屋と同じで綺麗だし、いろいろ使えちゃうじゃないですか！

ここに住んだら、きっと楽しいんだろうなぁ…

あっ、しまった、そんなこと言うとまた僕の頭が…！！

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スクリーン、ビリヤードのおもちゃ、窓辺に緑…

なんていいお部屋なんだ、ロフトもいろいろ使えるじゃないか…

それにあっちを見れば…

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いい～スペース！！

リモートスペースにもいいしのんびりYouTubeタイムにもいいし…

ここで夜お酒を飲むなんてのも最高だなぁ…

それにしてもほんと明るい、ロフトにも窓があって…

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あっいる！見える！さっきの人！さっきの人だ！

もうちょっとカメラ上に！もうちょっと！あぁ次は右！右に！

あぁもうだめだ気になる、こうなったら…決めた！

僕住むぞ！ここに住むぞ！この妄想を現実にしてやるぞ！

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賃料９．７万円　敷金１ヶ月　礼金１ヶ月

☆今回ご紹介したお部屋のムービーはこちら！

「やっぱ来たか…はーい、もしもーし」

「…」

「用がねぇなら開けねーぞー」

「…」

「…ったく、しょうがねぇなぁ、開けっから入れよ」

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「人んち入る身分なんだから一言くらいなんか言ったらどうなんだ？」

「どうせお母さんから連絡いってるんでしょ、てかオートロックやめてよ」

「進路で親と頻繁に喧嘩して突然押しかけるどこかの迷惑な妹対策だよ」

「…だから引っ越して欲しくなかったんだよ、家からも遠くなったし」

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「ていうか…結構いい家住んでんじゃん」

「まぁちゃんと働いてるからな。お前は嫌がるかもしれないけど」

「別にそんなことないけど…」

「このランプとか懐かしいだろ。今は明るい家だから殆ど使わないけどさ」

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「窓多い…角部屋？なの？」

「そうだよ。いいご身分だろ？」

「うん、ムカつく」

「毎日仕事で疲れた体を癒しれくれんだよ。お前もいい家のが嬉しいだろ」

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「飯くらい出してやっから風呂でも入って来いよ」

「まぁ、そう言うなら借りようかな…」

「…よしよし、自慢の風呂を見せつけられるぞ」

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「えっ、広…」

「あ、そうだ、おーい。浴室暖房あるから使えよなー」

「うっさい変態兄貴、入ってくんな」

「行ってねぇよ。終わったら今度は乾燥かけてな」

「わかったよ…お風呂すっご」

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「お風呂ありがと…って、あれ？お兄ちゃんどこ？」

「おーい、こっちこっち」

「ん？…え、上あるの？」

「気づかなかったのかバカ妹。階段あるだろ、あがってこい」

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「バカじゃないし…てかやっぱ、いい家住んでんじゃん」

「広いよな。ま、飯食おうぜ。お前の好きなカレーだし、お袋直伝の」

「…一言多い。いただきます」

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「それで？お袋は美大反対って？」

「寝っ転がりながら聞くことじゃないでしょ。でも、その通り」

「好きなことで生きるってのはキツイからな、現に俺は諦めちまったし」

「お兄ちゃんはいい絵描いてたよ、私なんかより…今楽しいの」

「ビリヤードしながら聞くな。でも案外楽しいよ、こういう家に住めてさ」

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「この眺めなんて…中々だろ？」

「それはそうだけど…」

「好きって増えたりもするんだよ。俺は今絵と同じくらいこの家が好きだ」

「…」

「お袋も心配なのさ。ただ..好きな物と生きると楽しいぜ、今の俺みたいに」

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「だからまぁ、やってみたらいいんじゃねぇかな」

「…そっか。お兄ちゃんが言うなら、そうする」

「おうよ。…あとさ、お前その部屋着と態勢を変えるつもりはない？」

「ん－？私も新しい好きを見つけたんだよ、しばらくここに住むねー」

「いい家自慢が裏目に…はは、お袋になんて言うかな…」

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賃料１２．９万円　敷金１ヶ月　礼金１ヶ月

☆今回ご紹介したお部屋のムービーはこちら！

「実家出るの初めてだからなんか緊張する…」

「僕も。いざ住むとなるとね…でも、楽しみ。それじゃ、入るよ？」

「うん！」

「「せーのっ」」

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「わーやっぱり綺麗！あと今日天気もいいからすっごい明るいね！」

「本当だ、内見の時に散々見たつもりだけどやっぱりいい部屋だな…」

「ここにしてよかったね、褒めてくれてもいいんだよ？」

「彩が最後背中押してくれて決めれたようなもんだから、本当感謝です」

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「洗面明るーい！トイレ明るーい！お風呂明るーい！」

「あ、そっか床下収納もあるんだっけ、これ便利だなぁ」

「浴室乾燥使うの楽しみだなーえへへ」

「それにこの時期暖房もありがたいよね、てかもうクリスマスイブか」

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「今年も早かったね。俊は何か欲しいものあるの？」

「もしかしてクリスマスプレゼント？うーん、もう十分だけどなぁ」

「お家は二人で決めたからノーカン。それに今年この為に頑張ったじゃん」

「まぁね、でもそれくらい幸せってこと。彩は？欲しいもの知りたい」

「私はこれからも二人で楽しく暮らせたらそれでいいよ」

・・・・・

・・・

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「…あれ？なんか今一瞬眠ってた？彩、起きて」

「んぅ…ふぇ？ここお家？さっきまでお部屋見てて、プレゼントの話して」

「え…携帯見て、日付変わってる。25日になってる」

「そういえば私、サンタさんの夢見たんだ。もしかして…」

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「え！ちょっとまって、え！」

「これは…夢…なのか…？」

「でもほっぺ痛くないよ！もうこうなったら夢でも何でもいいよっ」

「こんな贈り物があるのか…」

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「みてみて！この眺め！すっごく素敵じゃない！？」

「なるほどロフトってこんな風に使えたんだ、これは思いつかなかった…」

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「遊ぶ場所みたいにも出来るしくつろげるスペースにもできるし…」

「いいお部屋だと思って決めたけど…本当にいいお部屋だったんだな…」

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「ちょっと！下も！」

「えサンタさんまじか、まじですか、こんなに貰っていいんですか」

「広いし明るいから色々置けてやっぱりいいお部屋…それに見てこれ！」

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「すっごく可愛くない！？この使い方！！」

「可愛いしオシャレだし…すごいな、こう使うのか」

「なんか…サンタさんにお部屋の使い方教えて貰っちゃってるね笑」

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「とりあえず…朝ごはんでも食べる？」

「そうだね、でもさすがに食材はないもんね」

「俊、覚えてない？近くにコンビニもあれば駅前にはスーパーもあるよ」

「ちょっと…この家完璧か？」

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「んふふ～楽しいな～えへへ」

「今一度確認なんだけど、これ夢じゃないよね？ほっぺつねってくれる？」

「ん。夢じゃないでしょ？それに夢でもいいよ、夢は見る・叶える物だし」

「…お家もサンタも不意打ちのキスも、最高のクリスマスプレゼントです」

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賃料１０．８万円　敷金１ヶ月　礼金１ヶ月

☆今回ご紹介したお部屋のムービーはこちら！

私の趣味は読書だ。また、私の趣味は日向ぼっこだ。

内気と陽気。インドアとアウトドア。リストとショパン。月とすっぽん（？）

そんなワガママを叶えてくれる場所がある。

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それがここ、私が住むことにした部屋だ。

住み始めてもう二週間は経とうか、日課である手記がとまらない。

だってこの日当たりだもの。だってこの楽しい空間だもの。みつを。

と、日記で遊んでしまうくらいに、私は、ウキウキしている。

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朝起きる。伸びをする。指先に吹き抜けからの光が注ぐ。

不意に父の腕にぶら下がって遊んだ記憶を思い出す。

幼き日に見たあのたくましい腕よりも、この天井はもっともっと高い。

まさかこの歳になって幼子の様に天に手を伸ばすことがあろうとは…

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キッチンも広くまな板も置ければ上京の朝母がくれた料理ノートも開ける。

ガスも2口あり引っ越して最初の家では出来なかったナポリタンが作れる。

母のナポリタンは茹でた後絡めるまでのスピードが命なのだ。

この便利なキッチンならば東京でも母の味が、故郷の味が堪能できる。

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自分の事を東京に慣れきった人間だとは思わない。

訛りも抜けないしクシュンと可愛いくしゃみも出来ないし赤福は恋しいし。

それでも少し変わったことと言えば…朝シャン。

そう、朝のシャワー。それをするようになった。だって皆髪綺麗だから…

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そこで感動したのが「浴室暖房」だった。

ボタンを一つ押しておけば入る前から温かい。

「え、優しい。都会の人もそういうところあるんだ」

これが浴室乾燥と今気になる彼に放った第一声であり、体が火照る原因だ。

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長々と書いてきてしまったけれど、つまりこの家は…

こんなワガママで無知な私を受け入れ、少しずつ変えてくれたのだ。

日々を彩るのも心を躍らせるのも誰かに恋をするのも。

全てはこの部屋から始まったのだ。

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この太陽だってそう。私にとってはずっと、窓から差し込むものだった。

それが少しずつ素肌に触れるものになり、メイクを崩すものになり…

浴室乾燥機みたいに温かい彼と浴びるものになった。

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私の趣味は読書だ。また、私の趣味は日向ぼっこだ。

また、私の趣味は、あなたの隣にいることだ。

内気と陽気。インドアとアウトドア。リストとショパン。月とすっぽん。

そんなワガママを叶えてくれる人がいる。

いつか時が来たら、その優しい人に、この優しい家を紹介したいと思う。

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賃料１１．７万円　敷金１ヶ月　礼金１ヶ月

☆本日紹介したお部屋のムービーはこちら！

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あ、やっと起きたー？おはよ。

何でって、太陽昨日ここで映画見ながら寝落ちしたじゃん。面白かったよ？

だってね、ラストシーンでまさかあの人が…あはは、嘘だよ。

もうそろそろお昼になるし、ささ、起きた起きた！

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それにしてもいい天気だね、日差しが眩しー。

ん、私はさっきそこで仕事終わらせたよ。午後はお休みです。

ロフトどうやって使おうかなぁって思ってたけど、最高だよね。

リモートも出来ればシアタールームにもなるし、ここ選んでよかったね。

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まぁ太陽は昨日仕事頑張ったもんね、ゆっくりしてていいよ！

私先下りてるから、ご飯とパンどっちがいいかだけ考えといて！

決まったら言ってねー。

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なんだかもう冬だなぁ…あ、上着忘れちゃった。おーい、とってくれる？

窓際にあると思う！そうそう、赤いの！よいしょ、ありがとう。

ん、パンね。一週間頑張った君にはスクランブルエッグも作ってあげよう。

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ふふん～卵～混ぜて～フライパン火にかけて～♪

あ、目覚めた？おはよー。

にしてもお兄さん、なかなかひどい寝癖ですぞ。シャワー浴びといで！

浴室暖房かけといたからあったまってると思うよ。

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あ、そうだシャンプー切れてるんだよね忘れてた！ごめん私の使って！

そうだね、窓際に置いておいてもらえると忘れなくて助かるかも！

ありがとね～今日帰り買お！

…えへへ、策略的「恋人と同じ匂い」の完成…っと。

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ちょうどご飯も用意できたよ、それじゃあ…いただきます！

ね、ここで食べるご飯美味しいよね、広くて気持ちいいもんね。

で…今日、お出かけする元気ある？笑

まぁゆっくり行きましょうや、太陽兄さん。

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おやすみのところ失礼します、食後のコーヒーでございます。

私も隣いい？えへへ、ありがと。

私この眺め好きだなぁ、なんだか明るい気持ちになれてさ。

ロフトもリビングも、太陽がいると嬉しいよ。

さあ、どっちの太陽でしょうねー。笑

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賃料１０．９万円　敷金１ヶ月　礼金１ヶ月

☆本日ご紹介した物件のムービーはこちら！

「美咲のそのワンピースにライダース合わせる着方いいよね」

「でしょ？昔から好きなんだ～やっぱ甘辛っていいじゃん」

「う～んでも僕はポテチにチョコはかけないでほしいけどなぁ」

「私も最初はそう思ってたけど、あれ癖になるよ？食べてみてほしいな～」

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「と言う訳で今回予約したのはこの部屋！案内人さん宜しくお願いします」

「今の話内見に何か関係あるの？そして案内人さん宜しくお願いします」

「ありありだよ！なんたってこの物件がまさしく“甘辛”なんだから」

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「どう！この可愛い木目とスタイリッシュなコンクリートの甘辛は！」

「成程そういうことか。確かにそう言われるとこれまで見なかったかも」

「でしょでしょ！これが見たかったんだ～やっぱり生で見ても素敵～」

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「細かいなぁ、キッチン上とかこういう所にも木材がある」

「ね！それにキッチン大きいから優の好きな手羽元の甘辛煮も出来るね？」

「えっまじ。それはもう住もう。すぐ住もうここに」

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「収納もあるし安心だな～」

「美咲服多いもんね。ワンピースとかニットとかライダースとか…」

「まぁそりゃ？意中の人が中々振り向いてくれないから工夫しましたし？」

「あはは…次行こうか、次」

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「お風呂大きい。これ僕でもゆったりできちゃうんじゃないかな」

「そうだね、なんなら二人でも一緒に入れそうだね？」

「えっ。そんな甘々いいの？」

「嘘でーすそれはまだお預けー」

「…甘辛堪らん」

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「という感じでつらつら見てきたけど…優、気に入ってもらえた？」

「うん、楽しかった。甘辛良いかも、って思った。」

「そしたらこの後は買いに行こっか」

「買うって、なにを？」

「決まってるじゃん。ポテチにチョコをかけた甘辛なやつだよ！」

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賃料１２．７万円　敷金１ヶ月　礼金１ヶ月

☆本日紹介した物件のムービーはこちら！