「ほら、天井高い。麻友届く?」
「そんなこと言ったら浩文だって届いてないじゃん!」
「天井まで僕だったら2人分くらいかな、麻友だったら3人?4人?」
「ムカつく~、4も必要ないし!3.5で十分だし!」
「なんか明るい」
「ほんとだ、どうしてだろ…あ、そうなんですね!浩文、角部屋なんだって」
「あ、案内人さんありがとうございます。やっぱ人気ですか?ここ」
「…なるほど、って、私たちのあとにもうそんな内見予定あるんですか!?」
「それは早く決めないとな…ところで麻友、このモニター見える?届く?」
「見えるから!仮に見えなかったらそれはもう設計側に悪意あるから!」
「この子よく幼子に間違えられるんで、こういうのあると安心です」
「そこまでじゃないって!せいぜい、中学せ…いや、高校生くらいだし!」
「はいはい、で、部屋も広くて綺麗でいい感じだね」
「そうだね、背の高い浩文でも珍しく部屋が狭く見えないし…あ!」
「びっくりした、なに?」
「見て!」
「キッチンカッコイイ~!ここで料理したら楽しそう!」
「たしかに、でも麻友は普段料理しな…」
「だーやめて!人の前で!なんでもないですよ案内人さん!」
「見ます?これがこの前麻友に作らせたホットケーキのような何かで…」
「ほらほら、お風呂みて!綺麗!浴室乾燥も追い焚きもついてるんだって」
「案内人さん、後で見せますね。おーすごい、あと床下収納もある」
「ストックにも便利そう!あと浩文、トイレに収納だよ!」
「うお、それはまじか。めっちゃ漫画読めるじゃん、やった」
「ここまででだいぶいいお部屋だけど…ここからだよ、浩文!」
「僕はさっきのでもう満足だけどね」
「案内人さん、ここを見つけてくれて本当にありがとうございます、では…」
「じゃじゃーん!ロフト!これで!背の低い私が初めて浩文を見下ろす!」
「たしかにお部屋の造りとして素敵だけど、それそんなにすごいこと?」
「すごいよ!低身長なら誰しも夢見る光景だよ!ずっとここにいたいもん」
「そっか。じゃあずっとそこにいてね。案内人さん、さっきの続きでね…」
「わーなしなし!私の墨より黒いホットケーキの話はやめて!」
賃料10.2万円 敷金1ヶ月 礼金1ヶ月
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