「実家出るの初めてだからなんか緊張する…」
「僕も。いざ住むとなるとね…でも、楽しみ。それじゃ、入るよ?」
「うん!」
「「せーのっ」」
「わーやっぱり綺麗!あと今日天気もいいからすっごい明るいね!」
「本当だ、内見の時に散々見たつもりだけどやっぱりいい部屋だな…」
「ここにしてよかったね、褒めてくれてもいいんだよ?」
「彩が最後背中押してくれて決めれたようなもんだから、本当感謝です」
「洗面明るーい!トイレ明るーい!お風呂明るーい!」
「あ、そっか床下収納もあるんだっけ、これ便利だなぁ」
「浴室乾燥使うの楽しみだなーえへへ」
「それにこの時期暖房もありがたいよね、てかもうクリスマスイブか」
「今年も早かったね。俊は何か欲しいものあるの?」
「もしかしてクリスマスプレゼント?うーん、もう十分だけどなぁ」
「お家は二人で決めたからノーカン。それに今年この為に頑張ったじゃん」
「まぁね、でもそれくらい幸せってこと。彩は?欲しいもの知りたい」
「私はこれからも二人で楽しく暮らせたらそれでいいよ」
・・・・・
・・・
・
「…あれ?なんか今一瞬眠ってた?彩、起きて」
「んぅ…ふぇ?ここお家?さっきまでお部屋見てて、プレゼントの話して」
「え…携帯見て、日付変わってる。25日になってる」
「そういえば私、サンタさんの夢見たんだ。もしかして…」
「え!ちょっとまって、え!」
「これは…夢…なのか…?」
「でもほっぺ痛くないよ!もうこうなったら夢でも何でもいいよっ」
「こんな贈り物があるのか…」
「みてみて!この眺め!すっごく素敵じゃない!?」
「なるほどロフトってこんな風に使えたんだ、これは思いつかなかった…」
「遊ぶ場所みたいにも出来るしくつろげるスペースにもできるし…」
「いいお部屋だと思って決めたけど…本当にいいお部屋だったんだな…」
「ちょっと!下も!」
「えサンタさんまじか、まじですか、こんなに貰っていいんですか」
「広いし明るいから色々置けてやっぱりいいお部屋…それに見てこれ!」
「すっごく可愛くない!?この使い方!!」
「可愛いしオシャレだし…すごいな、こう使うのか」
「なんか…サンタさんにお部屋の使い方教えて貰っちゃってるね笑」
「とりあえず…朝ごはんでも食べる?」
「そうだね、でもさすがに食材はないもんね」
「俊、覚えてない?近くにコンビニもあれば駅前にはスーパーもあるよ」
「ちょっと…この家完璧か?」
「んふふ~楽しいな~えへへ」
「今一度確認なんだけど、これ夢じゃないよね?ほっぺつねってくれる?」
「ん。夢じゃないでしょ?それに夢でもいいよ、夢は見る・叶える物だし」
「…お家もサンタも不意打ちのキスも、最高のクリスマスプレゼントです」
賃料10.8万円 敷金1ヶ月 礼金1ヶ月
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