「そろそろ手狭だなって話に二人でなって、それで引っ越す事に…ね?」
「うん、でも光輝がこの家絶対見たいって言ってたじゃ…」
「あーいや!はは、お恥ずかしい…この感じ男のロマンなものでして…」
「いいじゃんいいじゃん、お家も人も一目惚れできるのは才能だよ?」
「ちょ、優美その話は…は、早く家入りましょう、案内人さん!」
「うわやっぱカッコイイ…」
「あらあら、胸キュンがとまらない感じですか?」
「その言われ方は悔しいけど、うん…コンクリ打ちっぱなしって憧れでさ」
「案内人さん的にもそうなんですか?へぇ、やっぱ男性の憧れなんですね」
「ちなみにその傍らで私は広さと明るさに胸キュンしてるよ。」
「へぇ、やっぱ僕みたいに懐が広くて明るい部屋が好き?」
「うん。好きだよ」
「…胸キュンがとまらない。じゃなくて、キ、キッチン見よっか」
「わーいいなぁ、私カウンターキッチン憧れだったんだよね。しかもL字!」
「優美料理大好きだもんね。まぁそれ以上に僕は優美の料理大好きだけど」
「…次行こ」
「えっなんか言ってよ!ダメだった!?」
「階段もカッコイイなぁ…どう、優美」
「私的には『カワイイ』だけど..でも、違う言葉で褒められるの確かに凄い」
「「えぇーお風呂ひろっ!!」」
「あっ…な、なんか恥ずかしいな…案内人さんすみません」
「いや、別に照れなくてよくない?それより見て、トイレも洗面台も豪華」
「…なんかこの家にいると胸キュンがとまらないんだよなー…」
「上階の洋室も広いし明るいし、収納も多いし…いいお部屋だなぁ」
「そうだね、私もいいなって思ったよ」
「えっほんと!?…じゃあここに決めても…」
「いいよ」
「やったー!優美ありがとう大好き!案内人さん、ここにします!」
「…はー、胸キュンがとまらない」
賃料18.6万円 敷金1ヶ月 礼金1ヶ月