ひと夏の思い出@世田谷区代田5丁目

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ラジオ体操のスタンプカード、溶けていくアイスクリーム、最後の花火。

終わるものが美しいのか、美しいものには終わりがあるのか…

そんなひと夏の思い出がここ、世田谷区代田で紡がれていた。

「よかったね。ほんとリフォームが終わるまで野宿になるかと思ったもの」

優子は冗談めかしながら、安心と喜びをかみしめている様だった。

「そうだな。それに一年とはいえ、良い部屋に住めた方がいいしな」

「早苗も高樹も嬉しそうだったもんね」

あぁ、そんなこともあったなぁ…

・・・・・

「ねぇママ、ここでおままごとしたい!」

早苗が珍しくはしゃいでいた。

手を引かれながら優子は困った様に、けれども嬉しそうにこちらを見る。

こんな平和な誘拐は初めて見たな…

今度は遠くの方から声がする。

「パパ来て、かくれんぼができるよ!僕はどーこだ!」

すぐさま半分顔をのぞかせた高樹が見えた。気づかないふりをしておこう。

「あれ~?たかどこ行った~?」

・・・・・

「良いお家だったね」と優子がつぶやく。

「そうだな。短い時間だったけどたくさんの思い出があるよ」

少し間をおいて優子は困った様に、けれども嬉しそうにこう言った。

「…もう一年くらい住めないかしら?」

ひと夏の思い出には敵わないな、と僕は思った。 

賃料16.5万円 敷金1ヶ月 礼金1ヶ月 定期借家1年

著 思い出の案内人

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投稿者:

jrent

私どもJRENTが最も重要視するのは楽しむことです。住居が心地よく、楽しく過ごせれば、 生活はもっと充実して楽しくなります。その為には提案をする社員全員が人生をとことん楽しみ、そして、その楽しみの輪をたくさん広げていけるよう、住居と生活の楽しみを追求してまいります!