「俺のほうが絶対いい部屋だね!」
「いーえ、私のほうが絶対いい部屋よ!」
世田谷線「松原」駅徒歩6分。京王線「下高井戸」駅からは徒歩8分。
閑静な住宅街に佇むその物件では、今日も仲睦まじい争いが起きていた。
「見ろよ!トイレが独立してるんだぜ!?住みやすさを考えたら俺、
『106号室』に決まりだろ!」
「私は角部屋だから三面採光で明るいのよ!心地よさで言ったら私、
『108号室』で決まりでしょ!?」
「なぁに、俺だって玄関からの高窓で明るいぜ!
それにキッチンもガス2口やグリル付きと女心を分かってるときた。
どうだ、恐れおののいたか!」
「ふん、その設備は私も同じよ!
それで言ったら私はあなたよりLDKもロフトも1帖ずつ広いの。
心の広い子が男って好きでしょう?」
「うるさいやい、この時代に男だ女だって言ってる時点でナンセンスさ。
俺は住んでくれる人”みんな”の住みやすさを考えてるんだ。
ウォシュレットにシャンプードレッサーに浴室乾燥…
この勝負、もらったな」
「先に男だ女だって言い出したのはあなたでしょう?
性別も国籍も関係なく、この景色を見たらどんな人間も私に一目惚れよ。
それに私はあなたよりもちょっと高いお値段を付けて頂いてるの。
これがどういうことかわかる?そう、それだけいいお部屋ってことだわ」
106号室くん、108号室さん、今日も遅くまで楽しそうなところすみません。
明日ですが、内見のご予約が入りました。
「お、来たか!任せてくれよ、きっと落としてみせるぜ」
「あら勝手に自分のことだと思っちゃって、私に決まってるわ」
明日のお客様ですが…106号室くん、108号室さん、共に内見ご希望です。
「へぇ…お前もなかなかやるじゃないか」
「そっちこそ…結構人気なのね」
「ただ負けるつもりは毛頭ないぜ…108号室、明日は勝負だ!」
「106号室なら相手にとって不足なしね…いいわ、望むところよ!」
☆本日ご紹介した2部屋のムービーはこちら
▲106号室 賃料9.5万円 敷金1ヶ月 礼金1ヶ月
▲108号室 賃料10.4万円 敷金1ヶ月 礼金1ヶ月